今日のハーブ:秋の夜長のリラックスタイムに!カモミールティーで素敵なベッドタイムを。
カウンセリングハーバリストとして、ハーブのある暮らしを素敵に過ごしたい、ハーブのある暮らしを楽しみたい方の力になりたい…
わたしとハーブの毎日の記録です。
Contents
カモミールの基本情報
黄色の花芯と白い花びらが可愛らしいカモミール。
ハーブティーとして飲用されるものにはジャーマンカモミールとローマンカモミールがありますが、今回はジャーマンカモミールについてまとめます。
ジャーマンカモミール
【学名】Matricaria chamomilla
【別名・和名】カミツレ
【使用部位】花
【成分】精油成分(マトリシン、リモネン)、フラボノイド(アビゲニン)、粘液
カモミールの作用
カモミールには炎症を抑える効果が期待できるので口内炎を抑えたり、ピリン系の鎮痛剤の代わりに使用することもできます。
肌でいえば美白に効果的。
また含まれる粘液質が、胃腸の調子を整えるので胃腸に負担がかかっているなぁというときは、カモミールティーを飲んでゴロゴロ過ごすのがオススメ。
(え?ゴロゴロ?って思うかもだけど、ただ飲むだけじゃなくて横になってゴロゴロすることで、消化器内にティーの粘膜が広がって保護されるらしいです)
そして、ストレスに効く、リラックスのハーブとしてもカモミールは有効ですが、ストレスが溜まる=身体のどこかに炎症が生じている状態 と言えるので、炎症を抑える作用がストレスの緩和に良いと言えるということなのです。
さらに含まれるフラボノイドのアビゲニンには身体の回復や抗不安&精神安定の作用があるため、身体と心が疲れた時にカモミールの香りを嗅ぐと癒されるんですね。
学名の「Matricaria 」には子宮という意味があり、その名の通り生理痛やPMSにも効果のあるハーブです。
カモミールの飲用方法
カモミールは単一でも美味しくいただけるハーブですが、アニス、ペパーミント、フェンネルとブレンドしてハーブティーにすることで、胃の健康に寄与するハーブティーが作れます。
ちなみに、この「アニス+カモミール+ペパーミント+フェンネル」のブレンドはイタリアで伝統的に親しまれているブレンドハーブティーです。
他にもバレリアン、ペパーミントと合わせるとうつ症状や不安を緩和する効果があるブレンドハーブティーができます。
カモミールを使ったおすすめブレンドハーブティーの作り方
朝晩だいぶ涼しくなってきた9月。
猛暑の名残か、身体と心が疲れ気味のわたしに消炎作用、リラックス効果があるカモミールでわたしなりの「おやすみブレンド」のブレンドハーブティーを作ってみました。
用意したのは、左からカモミール、エルダーフラワー、レモングラス。
◆わたしのおやすみブレンドハーブティーレシピ
材料(作りやすい分量)
カモミール 10g
エルダーフラワー 5g
レモングラス 5g
作り方(1人分)
(上記のハーブをブレンドしておきます。)
1.ポットとカップに95℃以上の熱湯を入れて温めておく。
2.①のポットが温まったら、お湯を捨て、ブレンドしておいたハーブをティースプーン1杯(約2g)ポットに入れる。
3.②のポットに150~200mlの熱湯を注ぎ、すぐに蓋をする。
4.3分おいて抽出する。
5.ポットを軽く回し、お茶の濃度を均一にしてから、茶こしを使ってカップに注ぐ。
おやすみブレンドティーを飲むオススメのタイミングはベッドタイムの1時間くらい前。
このブレンドハーブティーにはカフェインが含まれないので、おやすみ前に飲んでも目が冴える心配がありません。
ハーブティーはカップに注いだらすぐに飲むよりも、まずお茶の香りを鼻からたっぷり吸い込んで、香り成分からも癒されましょう。
カモミールのリンゴのような香り、エルダーフラワーのマスカットのようなフルーティーな香り、レモングラスの爽やかな香りが合わさって、味だけではなく香りもたのしめるハーブティーです。
ぜひ秋の夜長にゆったりとしたティータイムを過ごしてください。
カモミールの注意事項
・キク科アレルギーの方は飲用いただけません。
注意事項を守って楽しいハーブ生活を過ごしてくださいね!
コメント5件
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]
[…] […]