今日のハーブ:フレッシュなレモンの香りで気分を明るくしよう。

レモンの基本情報

レモン
【学名】Citrus Limon
【別名・和名】枸櫞（クエン）
【使用部位】果皮、果実
【芳香化学成分】モノテルペン炭化水素類：リモネン(65.2％)、β-ピネン(12.8％)、γ-テルピネン(10.4％)、サピネン(1.8％)、α-ピネン(1.6％)、ミルセン(1.4％)
セスキテルペン炭化水素類：β-ピサボレン(0.7％)
アルデヒド類：シトロネラｰス(01.％)
ラクトン・フロクマリン類：ベルガモテン(0.5％)

レモンの作用

フランスのジャン・パルネ博士は、レモンのエッセンシャルオイルにはブドウ球菌や髄膜炎菌を殺菌し、0.2％の濃度で結核菌を不活性化したと報告しており、さらに主成分であるリモネンの抗がん作用についての研究を実施いていましたが、患者の食欲減退により研究が中止しました。
その結果ダイエット効果が期待できる食品・アロマとしてレモンは注目されています。

■心への有用性
＊中枢神経刺激＊頭脳明晰化＊鎮静など
フレッシュな香りが中枢神経を刺激し、心身を活性化してくれます。意識を覚醒させ、思考力を高める働きがある成分が含まれているため、冷静になりたい時や集中したいときにも効果的。
仕事や勉強時のやる気を高めたい際にも役立ちます。

■身体への有用性
＊抗酸化＊消化促進＊抗菌＊利尿など
血液とリンパの循環を促進して老廃物の排出を促し、むくみや冷えの改善に役立ちます。
消化吸収促進や胃粘膜保護など消化器系のサポートに対する有用性があるとされています。
殺菌作用に優れ、感染症対策にも有用性を発揮します。

■肌への有用性
＊皮膚軟化＊収れん＊デオドラントなど
古い皮脂細胞を取り除き、肌を浄化する働きがあります。
固くなった皮膚を柔らかく整える作用も期待できます。

レモンの活用方法

消化不良を感じるときにはレモンを活用するのがおすすめ。
キャリアオイル30mlにレモンのエッセンシャルオイルを1，2滴加え、胃をマッサージします。
胸やけを感じる際は直接香りを吸入すると良いでしょう。

また、レモンのエッセンシャルオイルにはむくみをとり肌を柔らかくする効果があるため、キャリアオイル15mlにエッセンシャルオイルを15滴ほど加え、気になるお尻や太ももなどに塗り、両手のひらでほぐすようにマッサージすると冷えやむくみを取り、毒素排出を助けます。

アロマスプレーを作り、キッチンやリビングなどの除菌・抗菌に使用するのもおすすめ。
アロマディフューザーを使い、空間の感染対策や空気の浄化にも。

レモンの注意事項

エッセンシャルオイル原液を直接肌に塗布した場合、12時間以内は直射日光を避けるようにしましょう。
敏感肌の方やアレルギーがある方は濃度に中止して使用してください。

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