2022-12-23

今日のハーブ:香りの女王と言われるローズのちからで幸福感を感じよう

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ローズの基本情報

ローズ
【学名】Rosa damascena
【別名・和名】ばら、いばら、薔薇(そうび、しょうび)
【使用部位】花
【芳香化学成分】モノテルペン炭化水素類:ステアロプテン(<22%)、α-&β-ピネン(微量)、カンフェン(微量)、α-テルピネン(微量)、1-リモネン(微量)、ミルセン(微量)、ρ-シメン(微量)、オシメン(微量)
モノテルペンアルコール類:シトロネロール(45%)、ゲラニオール(28%)、ネロール(<9%)、リナロール(微量)、ボルネオール(微量)、α-テルピネオール(微量)
セスキテルペンアルコール類:ファルネソール(<2%)
ケトン類:α-&β-ダマセノン(微量)、β-イオノン(微量)
フェノール類4%:オイゲノール(微量)、フェニルエタノール(微量)
オキシド類:ローズオキシド(微量)
エステル類5%:ゲラニル(微量)、ネリル(微量)、酢酸シトロネリル(微量)
フラノイド類:ローズフラン(微量)
アルカン類:ノナデカン(<15%)、オクタデカン(微量)、エイコサン(微量)
その他多数の微量の成分

ローズの作用

古代から「花の中の女王」として珍重されてきたバラがこの地球に登場したのは5000年以上前と言われています。
紀元前の英雄伝説「ギルガメッシュ叙事詩」にも「薔薇は永遠の命」という言葉が記されており、古代ギリシャ・ローマ・エジプト・イスラムの世界などでもローズに関する神話が多く存在し、実際に儀式や薬用、香料、化粧などに多用されていました。
ローズのエッセンシャルオイルには実に500種以上もの成分から構成されています。
ダマスクローズから水蒸気蒸留で抽出されたエッセンシャルオイルを「ローズオットー」と呼び、1kgのエッセンシャルオイルを抽出するためには約5トンもの朝摘みローズが必要だとも言われています。
ローズのエッセンシャルオイルは大変希少価値が高いですが、香りと作用に優れているため、たった1滴でも十分な力を発揮します。
抽出成分により含有成分が異なるため、期待する効果により抽出法を選び、使用することが大切です。

■心への有用性
*鎮静*抗うつ*高揚*モチベーション向上など
ローズの華やかで優雅な香りは、心を明るく高揚させ、神経の緊張やストレスを和らげてくれます。
また、ローズの香りは脳内ホルモンのオキシトシンの分泌を促してくれると言われています。オキシトシンは「幸せホルモン」とも言われ、自律神経のバランスを整えたり、ストレスを緩和し気持ちをポジティブする働きがあります。そのため、孤独感や自信喪失、ショックなどで傷ついた心を癒してくれるはず。

■身体への有用性
*強壮*エストロゲン様*抗炎症*通経など
血液浄化作用に優れ、免疫力を高めてくれる効果が期待できると言われています。
ホルモンバランスを整える作用があるとされており、月経に関わる心身両面のケアや更年期の不良、産後の精神状態の改善も期待できます。

■肌への有用性
*消炎*抗炎症*収れんなど
抗炎症作用や細胞促進作用があるためスキンケアにも活用されます。
お肌の炎症を抑え、ターンオーバーを促し、老化・乾燥へのアプローチにも効果があると言われています。肌はもちろん、髪の悩みにも有用です。

ローズの活用方法

ローズには毛細血管を強化し、血行促進に寄与する成分が含まれているため普段使っている化粧水や乳液などにローズのエッセンシャルオイルを1滴加え、シワやたるみなど年齢が気になる箇所に塗布してみましょう。

また、米国食品医薬局(FDA)で認可されているローズのエッセンシャルオイルは飲用することも可能です。カプセルに1滴加えて飲むことで、口臭を抑えてくれるほか、汗にもローズの香気成分が働き、体臭もケアしてくれます。

ローズの注意事項

通経作用があるため、トリートメントなど皮膚に直接塗布する使用方法の場合、妊娠初期は避けてください。
※妊娠中の方は慎重に使用されることをおすすめします。

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