2022-12-24

今日のハーブ:柑橘系の代表!オレンジの爽やかな香りで不安なこころを解きほぐそう

Contents

オレンジの基本情報

【学名】Citrus sinensis
【別名・和名】アマダイダイ、スイートオレンジ
【使用部位】外皮
【芳香化学成分】モノテルペン炭化水素類:リモネン(94.5%)、ミルセン(1.8%)、α-ピネン(0.5%)、β-ピネン(微量)

オレンジの作用

食用としても人気の果実であるオレンジは、最も広く知られているハーブ&アロマのうちのひとつ。
原産地は中国で、中国の文献では紀元前4世紀に既にオレンジについての記述があるそうです。
16世紀初頭にヨーロッパに持ち込まれ、その後スペイン人とポルトガル人によってアメリカ大陸に運ばれたと言われています。
オレンジには多くの種が存在し、オレンジスイート種には「オレンジ(バレンシアオレンジ)」、「ネーブルオレンジ」、「ブラッドオレンジ」があり、オレンジビター種には日本名で「ダイダイ」と呼ばれています。

アロマの世界で「オレンジ」といえば「オレンジスイート」のことを指し、オレンジビター種の花から「ネロリ」果皮から「ビターオレンジ」葉や枝から「プチグレン」という3種の精油が抽出されます。

オレンジの果皮から採取されるエッセンシャルオイルの香りは甘く爽やかで、副交感神経に作用するので心に安らぎを与え、安眠作用も期待できます。
消化器系や免疫系への働きかけや、胃を健やかに保つ作用、整腸作用に寄与する成分が含まれているため心と身体のケアに用いられることが多いでしょう。
気分を高揚させる刺激が少ないのがオレンジの特徴ともいえるので穏やかに心を安定させ、妊娠中の方やお子様でも取り入れやすいハーブ&アロマと言えます。

■心への有用性
*リラックス*抗うつ*不安解消

爽やかな香りが心身ともに癒してくれます。
不安や心配が和らぎ、心を穏やかにしてくれることが期待できるでしょう。
自律神経を安定させるホメオスタシスを整えると言われています。

■身体への有用性
*消化*解毒*胆汁分泌促進*血行促進など

血液の循環を促進し、消化促進やリンパ系の活性効果が期待できます。
マッサージオイルとしてキャリアオイルにオレンジのエッセンシャルオイルを数的加え、ボディトリートメントに使用したり、消化不良や便秘のときにも同様にお腹をマッサージするマッサージオイルに加えることでお腹の調子を整えるのに役立ちます。

■肌への有用性
*皮膚組織再生*発汗*コラーゲン形成促進など
オレンジには発汗作用を高める成分が含まれているため、血行を促進し老廃物の排出を助けます。
また、ビタミンCの吸収を助けるため、肌の保湿やオイリー肌のケアにも役立つと言われています。

オレンジの活用方法

オレンジはエッセンシャルオイルとしてだけでなく、果実や果汁をそのまま楽しむことでも香気成分を取り入れることもできます。
1リットルの水に対し、オレンジのエッセンシャルオイルを1滴ほど加えて飲用すれば、爽やかな香りが口の中に広がります。
また、ケーキやデザートなどの風味付けに利用することも可能です。
※飲用・食用に適したものをご利用ください。

オレンジには室内の空気清浄や抗菌作用があるので、アロマディフューザーやアロマスプレーで空間に芳香させれば、室内の空気の浄化やリラックスに。
また、オレンジ含まれるリモネンには掃除の際の油汚れやシールなどのラベル剝がし、油性クレヨンの落書きの除去など普段の拭き掃除用のクリーナーにも活用できます。

オレンジの注意事項

特になし。
ただし、アロマテラピーは医療ではありません。また、精油は医薬品ではありません。天然の香りは心身の健康に良い影響をもたらしますが、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。

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