2022-12-28

今日のハーブ:スパイシーで心温まる香りのマジョラムで不安を解消しよう

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マジョラムの基本情報

【学名】Origanum majorana
【別名・和名】マヨラナ、スイート・マジョラム、ノッテッド・マジョラム
【使用部位】葉
【芳香化学成分】モノテルペン炭化水素類:γ-テルピネン(13.6%)、α-テルピネン(8.4%)。シス-サピネン水和物(3.7%)、テルピノレン(2.9%)、ミルセン(2%)、リモネン(1.8%)、β-フェランドレン(1.8%)、サビネン(7.3%)、パラ-シメン(1.1%)
モノテルペンアルコール類:テルピネン-4-オール(27.5%)、トランス-サビネン水和物(12.7%)、α-テルピネオール(3.5%)、リナロール(1.1%)。シス-パラ-メンス-2オン-1-オール(1.5%)
セスキテルペン炭化水素類:β-カリオフィレン(2.3%)
エステル類:酢酸リナリル(2.3%)

マジョラムの作用

マジョラムは古くから薬剤や香水、料理に使われてきたハーブです。
学名のOriganum(オリガナム)はギリシャ語で「山の喜び」を意味し、幸せを象徴し長寿を与えるハーブと言われています。
見た目がオレガノ(ワイルドマジョラム)に似ていますが、エッセンシャルオイルや料理に使われるのはスイートマジョラムです。
マジョラムの語源はラテン語の「マヨル(大きい)」ですが、この言葉には「人の生命を長く延ばす」という長寿の意味があります。

■心への有用性
*鎮静*頭脳明晰化
副交感神経の働きを高める成分の影響により、呼吸を整え、ヒステリーやパニックを鎮める作用が期待されます。
心身に安らぎと癒しをもたらすため、リラックスしたいお休み前のひとときにおすすめです。

■身体への有用性
*抗バクテリア*血行促進*加湿など
自律神経のバランスを整え、血流を促し、体温、血圧、心拍などの乱れを整える効果が期待できます。
身体を温めてくれるので、冷えやむくみの緩和にもおすすめです。

■肌への有用性
*抗炎症*血行促進*免疫賦活
血液循環をよくし、炎症を抑える働きがある成分が含まれるため、傷の手当てや目の下のくま、あざの緩和が期待されます。しもやけのケアも◎

マジョラムの活用方法

古代ギリシャ人やローマ人はスープやシチュー、ドレッシングに独特の風味を与える目的でマジョラムを使用してきました。
現代でも野菜料理、豆料理、肉料理、ソーセージやスープなど煮込み料理と相性がいいと言われています。
オムレツや鶏肉料理など淡白な素材に使うと上品な香りに仕上がります。

また、マジョラムのエッセンシャルオイルは加温オイルのひとつ。
血行を促し、身体を温めることで関節や筋肉の痛みを和らげる効果が期待できます。
そのため慢性の腰痛や肩こり、月経痛の緩和にもよいでしょう。

キャリアオイル15mlにマジョラムのエッセンシャルオイルを15滴入れてブレンドオイルを作り、手や足の先にオイルを刷り込むようにマッサージしましょう。

心地よい睡眠をもたらしてくれるマジョラムのエッセンシャルオイルをアロマストーンやディフューザーで寝室に香りを拡散させましょう。
スプレー容器に精製水とマジョラムのエッセンシャルオイルを混ぜてベッドの周りの枕カバーなどに散布するのもおすすめ。バスタブにお湯をはり、1-3滴のマジョラムのエッセンシャルオイルを落としてよく混ぜてゆっくり入浴することで安眠効果が期待できます。

マジョラムの注意事項

妊娠中や授乳中、アレルギーがある方、お子さまは医師にご相談のうえご使用ください。

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